町田忍の昭和回想
回想サロン
横丁の 看板娘 今いずこ
昭和は遠くなりにけり--。銭湯や手描き看板をカメラにおさめ、お菓子のパッケージを収集するなど、庶民の暮らしを見つめてきた町田忍さんが、懐かしいあれこれをイラストにして回想します。みなさんも古いアルバムや本、新聞を引っ張り出し、町田さんのイラストと合わせて、昔を振り返ってみてはいかがでしょうか。 |
たばこ屋
昔は少し町内を歩けば、たばこ屋さんに行き当たった。写真のようにタイル張りのものがほとんどで、たばこだけでなく、野球カード付きガムなどのちょっとした菓子や、トイレのくみ取りを頼むときの利用券なども売っていたし、公衆電話も置いてあった。
イラストは京都で見かけた、懐かしい作りのたばこ屋だ。子供の頃、よくお使いに行ったたばこ屋と似ている。父に頼まれ、うちの真向かいにあったたばこ屋に、「しんせい」という銘柄を買いに行ったことを思い出す。
たばこ屋の「かわいい看板娘」をうたった流行歌があったが、子供の頃の記憶では、おばさんやおばあさんがほとんどだったような気がする。
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