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感染状況「減少速度の鈍化や下げ止まりが懸念」、厚労省の助言機関が見解
新型コロナウイルスの感染状況を評価する厚生労働省の助言機関は26日、全国の新規感染者数の減少が続いているものの、一部の地域では集団感染の発生などで一時的な増加傾向がみられ、「減少速度の鈍化や下げ止まりが懸念される」との見解をまとめた。

厚生労働省
25日時点の全国の新規感染者数(1週間平均)は295人で、昨年7月11日以来、1年3か月ぶりに300人を下回った。ただ、秋田、群馬、石川、滋賀、香川、佐賀の6県では新規感染者数が前週を上回った。集団感染などで一時的に増えたことによるとみられる。
助言機関の座長を務める国立感染症研究所の脇田隆字所長は「多くの自治体で感染の水準は非常に低い。年末に向け、この状態を維持することが重要だ」と話した。
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