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東ちづる 山あり谷ありダイアリー

医療・健康・介護のコラム

黒色便、体はフラフラ、顔真っ白で即入院…新型コロナで受診を控えたら、胃に大事件が起きていた

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 「ちづるさんもシンリョウビカエをしちゃったんですね」と言われ、「シンリョウビカエ?? ああ、診療控えというのかと脳内変換し、納得です。

 この言葉も、コロナ禍で浸透した表現ですよね。友人に言われた通り、私もまさに病院に行くのを控えてしまったひとりです。

胃の痛み「ストレス」と軽視

 去年の春ぐらいから胃がシクシクと痛み始めました。きっと、コロナ禍での不安やストレスだろうから、ちょっと様子をみよう。ところが、夏になっても痛みは続きます。普段なら病院へ行きます。ですが、「このままでは医療崩壊は免れない」というニュースが日々流れています。「こんな胃痛ぐらいで、お手を煩わせるのも申し訳ないし、万が一院内感染なんてことになったら大変だし……」と、病院に足が向きません。

 そして秋に。胃の痛みはさらに強くなっていましたが、「原因は生活の乱れ。仕事や活動がキャンセルや延期になるストレス、遅寝遅起き、毎夜のアルコール摂取、買い物控えで栄養のバランスも崩れている。そりゃこれだけ不健康な生活を送っていたら、胃も弱ってるよなー。そのうち改善すれば治癒するでしょ」と高をくくっていました。普段から健康優良児のような私です。すっかり健康過信に陥ってしまいました。

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azuma-chiduru_prof

東ちづる(あずま・ちづる)

俳優。 一般社団法人Get in touch代表。 広島県出身。会社員生活を経て芸能界へ。ドラマ出演や司会、講演、出版など幅広く活躍。骨髄バンク支援等のボランティアを30年間続けている。2012年、アートや音楽、映像、舞台等を通じて、誰もが自分らしく生きられる“まぜこぜの社会”を目指す一般社団法人 Get in touchを設立。記録映画「私はワタシ over the rainbow」、演劇プロジェクト「月夜のからくりハウス」(ともに動画をVimeoで配信中)などの企画・プロデュースを手がけ、自らも出演している。『東京2020NIPPONフェスティバル』のひとつとして世界に配信される「MAZEKOZEアイランドツアー」(無料配信中)の総合構成・演出・総指揮を担当。著書に、母との葛藤を乗り越えるまでの体験を綴った『〈私〉はなぜカウンセリングを受けたのか~「いい人、やめた!」母と娘の挑戦』、エッセー集『らいふ』など。

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