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大学生の一人暮らし、実家よりも太りやすく…阪大生2万6000人のデータで判明

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 一人暮らしの大学生は、実家暮らしの学生に比べ太りやすい傾向があるとの分析結果を、大阪大のチームが約2万6000人の学生の健康診断のデータを基にまとめた。論文が米科学誌で発表された。

大学生の一人暮らし、実家よりも太りやすく…阪大生2万6000人のデータで判明

大阪大吹田キャンパス(2021年1月撮影)

 大阪大キャンパスライフ健康支援センターの山本陵平准教授(内科学)らは、2007~15年度に入学した学生2万6394人の健診(年1回)のデータを基に、体重や、肥満度を表す指標となるBMI(体格指数)の変化から、居住形態ごとに体重増や肥満のリスクを算出した。

 その結果、一人暮らしの学生が在学中に体重が10%以上増えるリスクは実家暮らしと比べ男性が1・24倍、女性が1・76倍だった。BMIが25以上の肥満になるリスクも、男性が1・18倍、女性が1・67倍となった。寮生活の学生も同様にリスクが高まる傾向があった。

 一人暮らしや寮生活の学生は実家暮らしの学生と比べ、朝食を抜くなど食生活が乱れやすいことや、通学時間が短く運動不足になりやすいことが要因として考えられるという。

 山本准教授は「若い頃に太ると、将来、生活習慣病になりやすい。学生は今回のデータを健康意識向上に活用してほしい」と話す。

 京都大健康科学センターの石見拓教授(予防医療学)の話「在学中の一人暮らしが健康に与える影響を初めてデータで示した意義のある研究だ。大学では健康教育を受ける機会が少なく、体育の授業も減っている。学生のうちに正しい生活習慣や健康に対する考え方を身につけられるよう大学は積極的にサポートすべきだ」

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