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常喜眞理「女のココロとカラダ講座」

医療・健康・介護のコラム

薬のアレルギーで皮膚に赤いぽつぽつ…10種服用の女性、原因はどれ?

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 数日前から手と首周りに発疹が出て全身に広がってきたと、Nさんが来院した。20歳代前半のNさんは、かゆみはあまりないが発疹の範囲が広がって心配になったようだ。皮膚の表面に凹凸がほとんどない点状の小さな赤いぼつぼつが手足、背中、胸、おなかにある。このような発疹はさまざまなウイルス感染で生じる他、薬によるアレルギー、いわゆる薬疹でも起こる。

胃薬やビタミン剤も

 Nさんは歯根治療を受けており、3週間前から10日間ほど処方された抗菌薬と鎮痛薬を内服していたため、この2週間ほどは胃の不快感や口内炎をつらく感じており、手持ちの胃薬やビタミン剤も時折飲んでいたという。

 かゆみが少ない点状の発疹が左右均等に広がってきた様子と薬の内服状況から薬疹が疑われた。

難しい原因の特定

 実は薬疹の診断は難しい。診断の絶対的な決め手がないのだ。Nさんがこの1か月で内服していた薬は、サプリとして飲んでいたビタミン剤も含め10種類にも及んだ。今後、歯根治療により内服する可能性も考え、Nさんに歯科治療に使用した、またはこれから使用する可能性のある抗菌薬を担当歯科医師に聞いてもらった。

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常喜 眞理(じょうき・まり)

 家庭医、医学博士
 1963年生まれ。東京慈恵会医科大学卒業。消化器病学会専門医、消化器内視鏡学会専門医・指導医、内科学会認定医、日本医師会認定産業医。院長を務める常喜医院(内科、皮膚科)での診療のほか、慈恵医大新橋健診センターでは診療医長として健康診断(人間ドック)の内科診察を行い、婦人科や乳腺外科の診断を担当する。様々な大手企業の産業医でもあり、職場におけるメンタルヘルスのサポートを長年行っている。著書に『オトナ女子 あばれるカラダとのつきあい方』(すばる舎)、『お医者さんがやっている「加齢ゲーム」で若返る!』(さくら舎)。現在、BS-TBS「Together」に準レギュラー出演中。

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