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エッセイスト 小島慶子さん

一病息災

[エッセイスト 小島慶子さん]ADHD(3)干渉の強い母、失恋…食欲が止まらず摂食障害 16~17キロ増え

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 10歳代後半から20歳代にかけて、人知れず摂食障害に苦しんだ。

 干渉の強い母との関係に悩み、ダイエットの反動や失恋も重なり、食欲が止まらなくなった。体重が16~17キロ増えてしまった頃、食べたいだけ食べて、吐くことを覚えた。

 アナウンサーになってからも、過食 嘔吐おうと は続いていた。「当時は病気だと知らず、『恥ずかしい癖』だと自分では思っていました」

 30歳で長男を出産した頃から、育児が忙しくなったこともあり、過食することは自然になくなった。だが、次男を出産した33歳の時、理由もなく漠然とした不安に襲われる不安障害を発症した。

 20歳代半ばから、「なんだか、しんどいな」と、会社の産業医にはよく相談していた。「海外ドラマの『アリー・マイ・ラブ』が好きで、登場人物が気軽に精神科を受診するのを見ていたので、カウンセリングを受けることには、全く抵抗がなかったんです」

 不安障害が落ち着いた後も、定期的にカウンセリングに通っていたことが、ADHD(注意欠如・多動症)の診断につながった。

 摂食障害や不安障害はADHDの二次障害なのか、気になって主治医に尋ねた。「人間はとても複雑な存在です。そうかもしれないし、そうでないかもしれない」と主治医。「なるほどと思い、複雑でいいんだとホッとしました」

エッセイスト  ()(じま)(けい)() さん(49)

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