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黒人初の米軍制服組トップ、パウエル元米国務長官が死去…ワクチン接種したがコロナに感染

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 【ワシントン=横堀裕也】1991年の湾岸戦争で米軍を指揮した国民的英雄で、米共和党のブッシュ(子)政権で黒人として初の国務長官を務めたコリン・パウエル氏が18日、新型コロナウイルスの合併症のため死去した。84歳だった。家族が同日、フェイスブックで明らかにした。新型コロナワクチンは接種済みだったという。

黒人初の米軍制服組トップ、パウエル元米国務長官が死去…ワクチン接種したがコロナに感染

パウエル氏(ロイター)

 37年、ジャマイカからの移民の息子としてニューヨークで生まれた。ニューヨーク市立大を卒業し、ベトナム戦争に従軍。黒人として初めて、米軍制服組トップの統合参謀本部議長に上り詰めた。

 2001年には国務長官に就任し、穏健派の現実主義者として外交や安保政策で協調路線を堅持した。軍事行動について、十分な兵力を国民が支持する場合に目的を限定して投入するという「パウエル・ドクトリン」を示してきた。イラク問題や北朝鮮の核問題で強硬姿勢を強めるブッシュ政権では孤立しがちだった。

 03年、国連安全保障理事会でイラクの大量破壊兵器に関する「証拠」を示し、イラク戦争に突入した。戦後に大量破壊兵器が存在しなかったことが明らかになり、パウエル氏は厳しい批判にさらされた。生前、インタビューで「今でも怒りを覚える。あのときは情報を疑う根拠がなかった」などと後悔の念を語っていた。

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