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#発声で健康に(上)「声が出しづらい」「かすれる」… 増える発声障害 お勧めは「お風呂で1曲」

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 秋から冬にかけて増えるのが、喉のトラブル。マスクで口を覆う生活が続く中、しっかりした発声も心がけたい。喉と声を健やかに保つ方法を探った。

#発声で健康に(上)喉の潤い保つ工夫を

「声帯を潤わせて粘膜をいたわるのが大切」と話す梅崎医師

 「声が詰まったり、震えたりする」「声が出しづらい」「かすれる」――。

 発声障害の専門外来がある福岡山王病院(福岡市)に、そんな症状を訴える人の受診が増えている。音声・ 嚥下えんげ センター部長で国際医療福祉大教授の梅崎俊郎医師(61)(耳鼻咽喉科)は「空気が乾燥すると、声帯の粘膜を傷めます」と指摘する。声帯が傷むと、声が出しにくくなるだけでなく、ウイルスにも感染しやすくなるという。

 声帯の潤いを保つためにはコツがある。声帯は、喉の奥にあるひだ状の発声器官。水などを飲む際には、口に含んだ後、水分を喉の付近でいったんためてからゆっくり飲むようにする。口呼吸は喉を乾燥させるので避け、鼻呼吸を心がける。

 うがいも役に立つが、うがい薬を使い過ぎると喉の粘膜を傷めてしまう恐れがあるので、保湿目的なら水道水で十分。加湿器などで室内の湿度を50%以上にすることも大切だ。マスクを着けることや、梅味など酸味のあるアメをなめることにも効果がある。

 声を出す力は年齢とともに衰えるので、普段から適度に発声することが望ましい。とはいえ、過度な発声や声の使い過ぎは禁物だそうだ。「声帯の粘膜を傷めてしまい、逆効果になります」と梅崎医師は注意を促す。

 お勧めは、「入浴時に好きな歌を1曲程度歌うこと」。風呂場は湿度が高く、喉を傷めにくい。響きも良いので、気分もすっきりしそうだ。梅崎医師は「声がしっかり出ないと、日常生活が不便になる。喉を健やかに保つよう、日頃から心がけてほしい」と呼びかける。

喉の潤いを保つポイント

□室内の湿度を50%以上にする

□水分は喉付近にいったんためてから飲む

□水道水でうがいをする

□酸味のあるアメで唾液を分泌させる

□マスクを着けて喉の湿度を保つ

□口呼吸は避け、鼻呼吸を習慣づける

□歌を歌うなら風呂場がおすすめ

(梅崎医師監修)

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