町田忍の昭和回想
回想サロン
流行の デザイン眺め 用を足す
昭和は遠くなりにけり--。銭湯や手描き看板をカメラにおさめ、お菓子のパッケージを収集するなど、庶民の暮らしを見つめてきた町田忍さんが、懐かしいあれこれをイラストにして回想します。みなさんも古いアルバムや本、新聞を引っ張り出し、町田さんのイラストと合わせて、昔を振り返ってみてはいかがでしょうか。 |
公衆トイレ
旅好きの私。一日中街を歩いているので、しょっちゅうお世話になっている。
十数年前までは時折、戦前の物と見られる公衆トイレに出くわした。絵は愛知・豊橋市にあったもので、昭和初期にはやった洋館風のデザインが特徴だ。軒先の飾りも、丁寧に作られている。
こういった古い公衆トイレはほとんど姿を消したが、現代的でおしゃれ、しかも清潔で快適なトイレが増えている。写真は東京・蔵前の厩橋にあるもので、一見してトイレとは分からない。特に観光地は土地の名物や雰囲気に合わせた、凝ったトイレの建物が多い。注意して探すと、旅がさらに楽しくなる。
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