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おもちゃ共有・遊び場で「密」、保育園児の感染相次ぐ…園長「対策の徹底難しい」

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 秋田県内で保育園児ら未就学児の新型コロナウイルスの感染が相次いでいる。9月以降の感染者約260人のうち、少なくとも36人(4日現在)に上る。背景には、遊びの場で自然に「密」になったりマスク着用の徹底が大人よりも難しかったりと、感染対策の難しさがある。感染後も単独での宿泊療養ができず、保育現場や県は対応に苦慮している。

おもちゃ共有・遊び場で「密」、保育園児の感染相次ぐ…園長「対策の徹底難しい」

秋田県庁

 「園児に大人と同様の感染対策を徹底させるのは難しい」。秋田市内のある保育園の園長はそうこぼす。この保育園では園児の検温や消毒などのほか、3歳以上の園児のマスク着用などの対策を取る。ただ、子供たちが遊ぶ時などに苦しくなった場合はマスクを外す場合もあるという。

 9月に約20人規模のクラスター(感染集団)が発生した大仙市の保育園では、園内の換気や共有のおもちゃの消毒を徹底し、昼寝の時間には隣り合う園児同士の顔が近づかないようにするなど工夫を重ねていた。それでも感染者の多くは園児で、関係者は「対策には限界がある」と明かす。

 県保健・疾病対策課によると、感染が確認された未就学児の中には、無症状のまま感染に気付かず生活し、その結果、保護者も感染して地域で拡大した事例が確認されている。

 感染した場合の対応も難しい。同課によると、子供は1人での生活や容体を自分で詳しく伝えることが難しいため、宿泊療養施設ではなく入院を原則とし、入院先で感染していない保護者が付き添うケースもあるという。

 12歳以上のワクチン接種が進む中、対象となっていない11歳以下の子供の感染割合が相対的に高まっているとみられ、佐竹知事は2日の全国知事会のオンライン会議で、国に対し、未就学児を含む11歳以下の子供へのワクチン接種が可能かどうか方針を示すよう求めた。

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