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教えて!ヨミドック

医療・健康・介護のニュース・解説

子ども時代に運動すると高齢期も健康に?…骨の量や密度を高め骨折しにくい体

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子ども時代の運動 なぜ大切?…骨を強く 健康の基礎に子ども時代の運動 なぜ大切?…骨を強く 健康の基礎に

   東京五輪・パラリンピックを見て、わが家の小学生もスポーツを始めたのよ。

  ヨミドック  いいことですね。成長期の運動は様々な利点がありますが、特に注目されているのが骨の発育です。

   骨を強くするのね?

   骨の量や密度を高めて、高齢になっても骨折しにくい体を作ります。

 骨密度は、あるレベルを下回ると、骨がもろくなる骨粗しょう症になります。若い頃に骨の量を増やせていれば、骨粗しょう症になる時期を遅くできます。小・中学生時代の運動は生涯の健康の基礎になるんです。

   どんな運動がいいの?

   ジャンプや着地など、骨に大きな負荷がかかるハイインパクト(高負荷)運動が効果的です。60センチの高さの台から飛び降りて両足で着地する運動を、6~10歳程度の子どもにさせた海外の研究があります。7か月間続けた結果、運動しなかった子どもより、骨の量(骨塩量)が腰椎と 大腿だいたい 骨で大きく増えました。

   運動するのに、特に適した年頃ってあるの?

子ども時代の運動 なぜ大切?…骨を強く 健康の基礎に

   思春期前期、女子の場合は最初の月経(初経)の前が、骨の強化に最も効果的とされています。この時期に身長が急速に伸びる人が多いことからわかるように、骨が成長し、密度を高める時期です。運動による刺激で、骨の幅が増す、つまり骨が太くなることも期待できます。

 海外の別の研究では、初経後の女子の場合、運動による骨塩量増加の効果は初経前に比べると小さくなりました。

 身長が伸びる小学校高学年から中学の時期の活発な運動、十分な栄養と睡眠が骨の成長には大切です。

   親の私がそういう運動をしていいことある?

   女性の骨量は50歳頃から急に減少します。負荷の強い運動を中高年がいきなり行うと、筋や関節を痛める恐れがあります。身軽で活発な子ども時代だからこそ、安全にできるとも言えます。

   やっぱり……。

   年齢に応じた運動の仕方がありますよ。

 体を動かす楽しさを覚えた子どもは、高齢になっても運動する率が高いそうです。人生100年と言われる子どもたちが生涯、健康に過ごせるよう支援しましょう。

 (小屋敷晶子/取材協力=中嶋寛之・日本臨床スポーツ医学会元理事長、鳥居俊・早稲田大スポーツ科学学術院教授)

 ヨミドックは読売新聞の医療サイト・ヨミドクターのお医者さんキャラクターです。

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