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米メルクのコロナ飲み薬、死亡や入院のリスク「半減」…緊急使用許可申請へ

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 【ワシントン=船越翔】米製薬大手メルクは1日、新型コロナウイルスの治療薬として開発中の経口薬(飲み薬)の臨床試験で、死亡や入院のリスクが半減したことを確認したとの中間結果を発表した。メルクは近く、米食品医薬品局(FDA)に緊急使用許可を申請する方針だ。

米メルクのコロナ飲み薬、死亡や入院のリスク「半減」…緊急使用許可申請へ

米メルクが開発中の経口薬「モルヌピラビル」(メルク提供)=ロイター

 臨床試験を行ったのは、経口薬「モルヌピラビル」で、承認されれば世界初のコロナの経口薬となる可能性がある。メルクのロバート・デービス最高経営責任者(CEO)は1日の声明で、「パンデミック(世界的な大流行)と闘うためにはより多くの治療法が早急に求められている。モルヌピラビルは重要な薬となり得る」と強調した。

 発表によると、臨床試験では症状が軽度から中程度の患者約800人を対象とした。偽薬を投与したグループでは、入院または死亡した人の割合は14・1%だった。一方、モルヌピラビルを投与したグループでは約半分の割合の7・3%で、死者はいなかったという。

 メルクはFDAの承認を前提に、米政府に170万回分を供給する契約を結んでいる。米製薬大手ファイザーも経口薬の臨床試験に着手しており、服用や保管が容易な経口薬の実用化への期待が高まっている。

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