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線維筋痛症 治るか不安

 昨年末、「線維筋痛症」と診断されました。体中が痛くて、光をまぶしく感じます。音はキーンと響き、記憶障害にもなります。一人暮らしを続けていられるか不安です。どういう病気でしょうか。治りますか。(45歳女性)

緩めの運動や心理療法も有効

松本 美富士 桑名市総合医療センター膠原こうげん病リウマチ内科顧問(三重県桑名市)

 線維筋痛症は、6か月以上も続く身体の広範な痛みを中心症状とし、強い疲労感、抑うつ気分、不眠、物忘れなどの様々な症状を伴います。中年女性の発症が多いことも特徴です。

 古くからあった病気で、約30年前から今の病名になりました。日本の患者数は約200万人と推定されます。多くは正しく診断されていないようです。

 原因は不明ですが、痛む場所に異常はなく、痛みを感じる脳に弱い炎症が起こり、神経が過敏になっていると考えられています。光、音、天気などさまざまな刺激に敏感になります。

 現在のところ、根本的な治療法はなく、中心症状の痛みを和らげて日常生活への影響を減らす治療をします。痛みを和らげれば、痛み以外の症状も改善します。

 痛みを感じる神経の過剰興奮を抑える薬、脳内で痛みを和らげる作用を強める薬、脳で痛みを感じにくくする薬を使います。複数の薬を使うこともあります。

 大切なのは薬によらない療法です。ヨガのようなゆったりした動きの運動と、痛みへのこだわりをなくす精神・心理療法(認知行動療法)は有効です。医師の指示で、理学療法士や公認心理師らが行います。

 疲労感が強くなければ、安静にしてばかりでは逆効果です。日常生活では、少しでも痛みを忘れるような活動を行いましょう。

 

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