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町田忍の昭和回想

医療・健康・介護のコラム

江の島の 思い出貝に 閉じ込める

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 昭和は遠くなりにけり--。銭湯や手描き看板をカメラにおさめ、お菓子のパッケージを収集するなど、庶民の暮らしを見つめてきた町田忍さんが、懐かしいあれこれをイラストにして回想します。みなさんも古いアルバムや本、新聞を引っ張り出し、町田さんのイラストと合わせて、昔を振り返ってみてはいかがでしょうか。
 記事の最後にコメント欄がありますので、よろしければ、あなたの懐かしい思い出を投稿してください。

貝細工

 子供の頃、親と江の島に出かける度に貝細工の土産物を買ってもらった。

 今でもいくつか残っているが、一番のお気に入りは、挿絵に描いたカッパの細工だ。色々な貝をうまく組み合わせて接着して作った身長5センチの人形で、丸みを帯びたフォルムがかわいらしい。

 写真の船も買ってもらった土産物の一つで、なかなか気に入っている。全長8センチほどで、小さな貝をたくさん組み合わせて作った手の込みように、ほれぼれとする。

 大人になって調べてみたが、貝細工は江戸時代から人気の土産物だった。江の島だけでなく、東京・大田区の羽田にある神社など海辺の地域で、神社参りの手頃な土産物として親しまれてきたという。明治時代の作家ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)も、お気に入りだったそうだ。

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machida_shinobu_prof

町田 忍(まちだ・しのぶ)
1950年、東京都出身。庶民文化研究家、エッセイスト。銭湯や缶ジュースなど100を超える研究テーマを持つ。著書に「町田忍の手描き看板百景-美あり珍あり昭和あり-」(東海教育研究所)、「戦後新聞広告図鑑」(同)、「マッカーサーと征露丸」(芸文社)、「銭湯 『浮世の垢』も落とす庶民の社交場」(ミネルヴァ書房)など。

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