医療ルネサンス
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医療ルネサンス
[意思決定]面会制限2<5>看取りの重要性は不変…自治医科大学 教授 田中大介さん
入院や入所をしている肉親と面会できず、 看取 りもできず、新型コロナウイルス感染症で亡くなった後は遺体に対面できず、拾骨(骨揚げ)もできない。こうした事態に直面した遺族は、二重、三重にこころの傷を負います。
コロナ禍の第1波が日本を襲った昨年3月下旬、タレントの志村けんさんの死や家族の姿がメディアで報じられ、社会に大きなインパクトを与えました。
目の前にある遺体はモノ(物体)ではない。コロナに感染した遺体も、人格がある存在です。にもかかわらず、遺族が死を受け入れるプロセス、言い方を変えれば、大切な人が死者になっていくプロセスを経験できず、しかもその存在がモノのように扱われる。
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