文字サイズ:
  • 標準
  • 拡大

アクティブライフフェスタ

イベント・フォーラム

人生100歳時代のアクティブライフフェスタ~約1100人が元気のコツ学ぶ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • チェック

 毎日を健康で生き生きと過ごしたいシニア世代を応援する「人生100歳時代のアクティブライフフェスタ2021」(読売新聞東京本社主催、太陽生命保険、大王製紙、新日本補聴器センター協賛)が9月17日、東京都千代田区のよみうり大手町ホールで開かれた。今回は初めて、オンラインでも同時配信され、会場と合わせて約1100人が参加。「きくち体操」創始者の菊池和子さんの実演を交えたトークや、医師で作家の鎌田實さんの分かりやすい解説を、熱心に聞き入った。

鎌田實さんのユーモアを交えた講演などで盛り上がった「アクティブライフフェスタ2021」(9月17日、東京都千代田区のよみうり大手町ホールで)

 今回のフェスタは、新型コロナウイルス感染防止対策を万全に講じ、会場の座席の間隔をあけ、入場者の検温や手指の消毒、マスク着用を徹底した。さらに、出演者やスタッフは事前に抗原検査やPCR検査を受けた。

MCIスクリーニング検査での早期発見が重要

認知症保険の特徴を説明する太陽生命保険の高橋秀成さん

 フェスタは2部構成で、第1部の冒頭には、太陽生命保険営業企画部部長の高橋秀成さんが「認知症に備える保険の選び方」と題して講演した。

 高橋さんは、認知症の予防には、生活習慣の改善、運動、禁煙、ストレス解消によって、認知症にならないように気を付ける「1次予防」、健康診断や人間ドック、MCI(軽度認知障害)スクリーニング検査などによって、認知症の早期発見・早期治療に努める「2次予防」、リハビリや治療によって症状の進行を防止する「3次予防」があると説明。 「MCIの段階で早期発見し改善に取り組めば、正常な認知機能へ回復する可能性がある」として、簡単な血液検査でMCIのリスクを判定できる「MCIスクリーニング検査」を積極的に受けるよう、呼び掛けた。

 そのうえで、認知症の予防にも活用できる「予防給付金」が加入1年後から、2年ごとに一生涯受け取れることなど、同社の「ひまわり認知症予防保険」の特徴を紹介した。

菊池和子さん「体の動きの仕組みを知り、毎日確認しよう」

「手の指をしっかり開きましょう」と語りかける菊池和子さん

 続いて、体の仕組みを意識しながら丁寧に動かす「きくち体操」を考案し、50年以上指導を続けている菊池和子さんが、「元気ときれいは自分でつくる」をテーマに、はつらつとした声で、来場者と一緒に、手足の指を動かして脳を活性化させる体操を行った。

 今年87歳になった菊池さんは、「手の指を大きく広げ、人さし指から小指まで、順番に動かして親指に近づけましょう」と説明しながら、「手の指の一本一本が腕の筋肉につながり、背中や胸、腹、腰までを作っている。足の指も太ももや腰までつながっている。手足の指が大切です」「指をしっかり動かすことで、脳の血流も良くなり、活性化します」などと解説した。

菊池さんの動きに合わせて手を動かす体操をする参加者の皆さん

 会場では、菊池さんの指導に合わせて、参加者の皆さんも手を動かしたり、足をしっかり踏ん張って背伸びをしたり、足の指の間を広げて手の指を入れて足首を回したりする体操に取り組んだ。 最後に「自分に意識を向けて、自分の体を知ることが大事です。体と会話するように、きちんと動いているかどうか毎日確認することが必要。あなた次第です」とアドバイスしていた。

鎌田實さん「食事と運動、外出が認知症を防ぐ」

 第2部は、医師で作家の鎌田實さんが、「認知症にならないための7つの習慣」と題して、自身が認知症予防のために日ごろから取り組んでいることを中心に講演した。

認知症の予防には「食事・運動・外出が大切」と語る鎌田實さん

 鎌田さんは、まず、コロナが長期化することで起きる大きな変化として、「フレイル(虚弱)」「認知機能の低下」「コロナうつ」の三つを挙げた。中でも「口腔こうくうフレイル」について、マスクをしていると話さなくなり、水を飲む機会が減って口の中の細菌が増え、細菌が気管に入ることで誤嚥ごえん性肺炎になり、亡くなる人が増えている、と警鐘を鳴らした。また、出歩かなくなることで人付き合いが減り、社会の出来事への関心がなくなる「社会的フレイル」で認知症になる人も増えていると指摘、「朝、新聞を読んで言葉を一つ覚え、それを夕方と寝る前に覚えているかどうか確認するだけでも予防になる」と話した。さらに、コロナから回復した後に「うつ」になる人が増える恐れがある、と解説した。

 認知症の予防に役立つ脳のトレーニングとして、二つのことを同時に行う「デュアルタスク」を紹介した。例えば、「かかと落とし」の運動をしながら前日の食事内容を思い出す、スクワットをやりながら「しりとり」をする、歩きながら「引き算」をする、などが取り組みやすいそうだ。「高齢になると、記憶はできるが、思い出すことができなくなる。思い出す訓練が必要です」と語りかけた。

 また、日々の生活の中で認知症を防いでいくため、「野菜をあと100グラム多くとる」「毎日卵1個と牛乳100ccを増やして、たんぱく質をとる量を増やす」「筋肉運動やスクワットで、あと10分運動時間を増やし、1000歩多く歩く」を三つの目標として挙げた。

 「筋肉が弱くなると、どこにも出掛けられなくなる。筋肉を作るのは運動とタンパク質です。お金よりも筋肉を貯金する『貯筋』が大切です」とユーモアを交えて説明。「食事と運動に加え、感染対策がしっかり行われている場所かどうかを確認したうえで出掛けて、勉強する姿勢、好奇心を保つことが大切です」と締めくくった。

認知症保険、補聴器などのブースもにぎわう

 講演会場に隣接するスペースでは、協賛各社がPR展示を行った。太陽生命保険のブースでは、同社の社員が、講演でも紹介した「ひまわり認知症予防保険」を、パンフレットやビデオなどを使って説明。熱心に説明を聞く人も多く、認知症保険への関心の高さがうかがえた。

太陽生命保険のブース

 新日本補聴器センターのブースでは、商品の補聴器を手に取って、性能などを細かく質問する人の姿も見られた。

新日本補聴器センターのブース

 大王製紙は、大人用紙おむつのポスター展示を行った。

大王製紙のポスター展示

(写真はすべて萩本朋子撮影)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • チェック

イベント・フォーラムの一覧を見る

アクティブライフフェスタ

最新記事