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認知症×発達障害 岡崎家のトリプルケア

介護・シニア

宅配弁当も訪問ヘルパーも全力拒否! ケアマネの超絶アシストでなんとか攻略…母さんの介護を終えて(中)

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配食サービスも訪問ヘルパーも全力拒否! ケアマネの超絶アシストでなんとか攻略…母さんの介護を終えて(中)

漫画・日野あかね

同居も考えたけど…

 「これをやっていれば、足腰が衰えない!」と、私の息子のたー君の横でスクワットをやって見せていた母さん。その母さんが、脊椎すべり症になり何かにつかまらないと立っていられない状態になってしまったのは、2019年の春ごろのことでした。

 その後は、みるみる衰弱。主に母さんが介護していた父さんは、老人保健施設やショートステイを利用するようになり、最終的には特別養護老人ホームへ入所したため、母さんは一人暮らしになりました。

 同居して母さんを介護することも考えましたが、たー君の育児と両立しながら、クセの強い母さんを全面的に支える生活を乗り越える自信がありません。母さんも口うるさい私との暮らしよりも、自由気ままに一人で過ごすことを強く望んでいました。結果として、私たちはそれまで通り別々に暮らすことになりました。

 だからといって、すっかり弱った母さんを放っておくわけにはいきません。そこで、私は父さんのケアマネジャー(後に母さんも担当)の協力を得て、母さんが一人でも安心、安全に暮らしていくための数々のミッションを実行していったのです。

ミッション1:要介護度の見直し

 母さんは17年に手を骨折し、介護保険を利用するため要支援1の認定を受けていました。それからたった2年で一人では歩けない状態になってしまいました。要介護度が最も軽い要支援1のままでは十分なサービスを使えないため、要介護度の見直しの申請をすることにしたのです。

 ところが母さんは、長きにわたる父さんの介護生活で父さんの介護サービスの利用には非常に積極的だったのに、自分のことになると「私はそこまで弱っていない!」と超消極的。体の衰えに心が追い付いておらず、現実をなかなか受け入れられなかったのだと思います。

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認知症×発達障害 岡崎家のトリプルケア

岡崎杏里(おかざき・あんり)
 ライター、エッセイスト
 1975年生まれ。23歳で始まった認知症の父親の介護と、卵巣がんを患った母親の看病の日々をつづったエッセー&コミック『笑う介護。』(漫画・松本ぷりっつ、成美堂出版)や『みんなの認知症』(同)などの著書がある。2011年に結婚、13年に長男を出産。介護と育児の「ダブルケア」の毎日を送りながら、雑誌などで介護に関する記事の執筆を行う。岡崎家で日夜、生まれる面白エピソードを紹介するブログ「続・『笑う介護。』」も人気。

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日野あかね(ひの・あかね)
 漫画家
 北海道在住。2005年にステージ4の悪性リンパ腫と宣告された夫が、治療を受けて生還するまでを描いたコミックエッセー『のほほん亭主、がんになる。』(ぶんか社)を12年に出版。16年には、自宅で介護していた認知症の義母をみとった。現在は、レディースコミック『ほんとうに泣ける話』『家庭サスペンス』などでグルメ漫画を連載。看護師の資格を持ち、執筆の傍ら、グループホームで介護スタッフとして勤務している。

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