東ちづる 山あり谷ありダイアリー
医療・健康・介護のコラム
画面狭しと跳び回る、義足ダンサーにドラァグクイーン…「魅せ者」たちの摩訶不思議な世界へようこそ!
ボランティア活動歴29年です
「え? なぜ、俳優やタレントをしている東ちづるが!?」とお思いですよね。実は私は、本業ではできない活動、いわゆるボランティアと呼ばれる社会活動を29年続けてきています。これまでに、「骨髄バンク」や「ドイツ国際平和村」を広く知ってもらうための講演やイベントを企画・運営したり、東日本大震災の被災者を障害のあるアーティストのアートを通じて応援したりと、年々活動の幅が広がっていきました。
そして、2011年に団体を立ち上げ、翌年には法人化しました。一般社団法人Get in touchという小さな団体です。誰も排除しない「まぜこぜの社会」をめざし、たくさんの人とつながりながら、「すでに私たちは“多様な人たちがいる社会”で暮らしている」ということを、アートや音楽、舞台、映像などのエンターテインメントを通じて、視覚化、体感してもらう活動をしています。
俳優・タレント業のかたわら、そのエンタメ活動の構成やキャスティング、演出、営業、交渉、雑用などなど、ヒーヒー、ゼエゼエしながら、日夜、裏方として東奔西走しているわけです。
滅多に出会えないパフォーマーが集結
その活動が、この映像「MAZEKOZEアイランドツアー」につながったというわけです。私にとっては29年間の集大成とも言える作品です。
ストーリーはご覧いただいてのお楽しみですが、キャストをチラッとご紹介すると、ナビゲーターは、キャビンアテンダントに扮するドラァグクィーンのドリアンと、お二人のこびと俳優の「コビトーズ」と私が扮する「おてんとうさま」。この4人だけでも、まぜこぜ!
それに、車イスのダンサー、自閉症のラッパーやダンサー、全盲のシンガーソングライターや落語家、ダウン症の書家、トランスジェンダー女性のシンガー、ドラァグクイーン、ろうの俳優、義足のダンサー、こびとプロレスラー、こびと手品師……とにかく、普段めったに出会うことのないアーティストやパフォーマーがあらゆるシーンで魅せています! そう、「見せ物」ならぬ「魅せ者」たちのプロのパフォーマンス! あなた様をめくるめく 摩訶不思議 な世界に誘います。
さあ、心の準備は整いましたね! ではご搭乗ください。お気軽にフラットなお気持ちで。「え!? 搭乗!?」とハテナマークが飛んだ方、ここをポチッとすればナゾは解けます。
では、「MAZEKOZEアイランドツアー」の出発です! いってらっしゃーい!
※あえて「こびと」という言葉を使っています。新聞では、「小人症」「低身長の病気」などの言葉を使用するそうです。ですが、この「MAZEKOZEアイランドツアー」に出演する、身長140センチ以下の7人のパフォーマーたちは、自分たちのことを、症状名や障害名、病名ではなく、「こびと」と名乗ります。堂々と。私たちも「こびとさん」「こびとの〇〇」と表現しています。
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