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[フリーアナウンサー 近藤サトさん](下)女性ホルモンがスコーンと低下して…「老い」を考察、シャチに学ぶ閉経後の生き方
白髪をあえて染めない「グレイヘア」で話題になったフリーアナウンサーの近藤サトさん。女性の更年期はだいたい45歳~55歳くらいとされており、近藤さんもまさにその世代です。白髪を隠さずに生きることを選んだ近藤さんは、女性の体が大きく変化するこの時期をどう過ごしているのでしょうか。(聞き手・飯田祐子、撮影・小倉和徳)
代謝の低下を実感
――今年、53歳になられましたね。一般的には、更年期まっただ中の年齢です。
ホットフラッシュで汗が出るとか、めまいがするとか聞いていたのですが、私自身はそういう症状はありませんでした。母も全くなかったそうなので、遺伝かもしれません。
それなのに婦人科で検査を受けたら、女性ホルモンの値がスコーンと落ちてるんです。医師からは、放っておくと骨粗鬆症になるからビタミンDをとるようにと言われています。
――これまで自分の体を守ってくれていた女性ホルモンが失われていくのは不安ですよね。私も同世代なので、よくわかります。
代謝も悪くなってます。若い頃と同じ量を食べていると、すぐ太ってしまいます。
大きな病気はなくても体のあちこちに問題が出はじめる年齢ですし、先行きを考えると不安が膨らむので、心理的なストレスが多い時期なんです。それでつい、大好きな甘い物に手が伸びてしまうというわけです。ジムのトレーナーからは、もっと糖質を控えるように言われているのですが。
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