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「有償のボランティア」と無届け保育、乳児がサボテンの花詰まらせ死亡…市は9か月把握できず

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 横浜市内で2019年、育児のボランティア団体に預けられていた生後11か月の乳児が、喉に異物を詰まらせて死亡していたことが分かった。団体は市に対し、認可外保育施設の設置届を提出しておらず、市が事故を把握したのは発生の9か月後だった。

 市の資料によると、19年5月、母親から依頼を受けた団体のメンバーが、自宅で2歳と11か月の乳幼児2人を預かった。乳児がペットを追いかけて死角に入ったため確認に向かうと、 嘔吐おうと を繰り返して意識不明に陥ったという。すぐに病院に搬送されたが、約1時間半後に死亡した。司法解剖の結果、死因はしぼんだサボテンの花を気管に詰まらせたことによる窒息だった。室内に飾られていたサボテンの花を誤飲したとみられる。

「有償のボランティア」と無届け保育、乳児がサボテンの花詰まらせ死亡…市は9か月把握できず

横浜市役所

 児童福祉法はベビーシッターなどにも保育事業者としての設置届を義務づけているが、この団体は「有償のボランティア」を自任し、提出の必要性を認識していなかった。市は20年2月、県警からの問い合わせで事故を把握し、立ち入り調査を実施した。乳児の母親は市の聞き取りに、「市の窓口から渡された情報誌(外部製作)に掲載されていたので安全だと思っていた」と話したという。

 市は社会福祉協議会と連携し、届け出を出さずに保育を行う団体などに提出を促す。

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