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店のトイレで殺菌剤拭き取り作業、化学物質過敏症に…高裁が「労災」認める

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 勤務先で殺菌剤の成分を吸い込んで化学物質過敏症を発症したとして、40歳代女性が国を相手取り、労災を認めなかった決定の取り消しを求めた訴訟の控訴審判決が札幌高裁であった。長谷川恭弘裁判長は、原告の請求を棄却した1審・札幌地裁判決を取り消し、労災を認める逆転判決を言い渡した。

店のトイレで殺菌剤拭き取り作業、化学物質過敏症に…高裁が「労災」認める

札幌高等裁判所

 17日付の判決によると、女性は2012年2月、当時勤めていた岩見沢市の回転ずし店で、トイレに散布された殺菌剤の原液を拭き取る作業に従事。その後、頭痛や舌のしびれなどを感じ、化学物質過敏症と診断された。

 女性は岩見沢労働基準監督署に労災を訴えたが、作業と症状との因果関係が認められず、17年5月に提訴した。長谷川裁判長は「化学物質過敏症は拭き取り作業に起因したものと認められる」とした。

 北海道労働局は「関係機関などと協議して、今後の対応を判断したい」とコメントした。

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