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受験生、進む優先接種…共通テストや大学の個別入試で救済措置も予定

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受験生、進む優先接種…共通テストや大学の個別入試で救済措置も予定

ファイザー製のコロナワクチン

 大学入学共通テストの出願受け付けが27日から始まり、コロナ禍で2年目の入試シーズンを迎える。入試で都道府県を越えた移動の増える受験生に、ワクチンを優先接種する動きが広がっている。共通テストや多くの大学の個別入試では救済措置が予定されている。

 「共通テストの試験会場はたくさんの人が集まるのでワクチンを打っておきたかった」。19日、群馬県太田市の社会教育総合センターで接種を終えた県立高校3年女子生徒(17)はほっとした表情をみせた。「試験前に家庭内で感染させるのは絶対に避けたかった」と母親(42)も一緒に接種した。太田市は8月から、市内在住で受験や就活を控える中3生と高3生と保護者の優先接種を進める。親子2800人分の枠に約2400人が申し込んだ。

 既に、旧AO入試に当たる「総合型選抜」の出願受け付けは始まっている。入試シーズンの本格化に向け、受験生への優先接種を行う自治体が相次ぐ。

 東京都内では2回目接種率が全体の50・7%に対し、12~19歳は25%にとどまる。都は8月から、大規模接種会場で高3生らの予約を受け付けている。静岡市は今月から、市内小中高校の最終学年の優先接種を始め、約7000人の枠に約6300人が申し込んだ。

 文部科学省は14日、全国の自治体に受験生への優先接種の事例を紹介する通知を出した。萩生田文科相も「希望する受験生が速やかに接種を受けられる特段の配慮」を求めた。

 一方、一部の私立高では希望者への接種を行ったが、「生徒全員に強制している」との誤解が広がり、「同調圧力で生徒は断れない」といった抗議メールが相次ぐケースもあった。

 来年1月15、16日の共通テストでは、本試験の2週間後に追試験を設定し、今春と同様に全47都道府県に会場を設ける。

 今年1月の共通テストでは、マスクから鼻を出し続けた受験生が不正行為と認定されるトラブルがあり、マスク着用義務化に加え、新たに「鼻と口の両方を確実に覆うこと」を求める。

 大半の大学も、個別入試で救済措置を計画する。

 文科省によると、7月末時点で国公私立大・短大1056校の96・6%に当たる1020校が追試や振り替えを予定。河合塾のまとめでは、法政大、明治大、早稲田大、南山大、関西大、同志社大、西南学院大など志願者の多い私立大で、新型コロナ感染などで個別入試を受けられなくても共通テストの成績を合否判定に使うと予告している。

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