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3回目接種、抗体量減・変異株に備え仏独開始…「予防効果11倍」の研究も

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3回目接種、抗体量減・変異株に備え仏独開始…「予防効果11倍」の研究も

厚労省

 新型コロナウイルスワクチンについて、厚生労働省が3回目の追加接種を行う方針を決めた。2回接種を完了しても、時間の経過とともに感染を防ぐ抗体の量が減ることに加え、ワクチンが効きにくい新たな変異ウイルスの登場に備える狙いがある。

 ワクチン接種が先行した欧米各国では、感染力の強いインド由来の変異ウイルス「デルタ株」の影響で、新規感染者数が急増。2回接種を完了した人の「ブレイクスルー感染」も相次いだことから、8月以降、イスラエルやフランス、ドイツが重症化しやすい人から3回目の接種を開始した。米国、英国も今後開始する予定だ。

 イスラエルの研究によると、3回接種した人は2回接種の人に比べて、感染を予防する効果が約11倍高まったとしている。だが、検証できるデータはまだ少ない。2回接種でも、重症化予防の効果は長く続くという論文もある。

 日本では、今年2月に先行接種を開始した医療従事者は、2回の接種完了から半年が経過し、ブレイクスルー感染の懸念が高まっている。17日に開かれた予防接種・ワクチン分科会は、ワクチンの効果を維持できる可能性があるとして、3回目接種は必要と判断した。ただし、自治体の準備も必要なため、いつ、誰から開始するかは今後議論するとしている。

 西順一郎・鹿児島大教授(感染症学)は「3回目接種については、ブレイクスルー感染の状況について継続的に監視を続け、優先順位などを検討するべきだ」と話す。

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