町田忍の昭和回想
回想サロン
現像の 出来上がり待つ 楽しさよ
昭和は遠くなりにけり--。銭湯や手描き看板をカメラにおさめ、お菓子のパッケージを収集するなど、庶民の暮らしを見つめてきた町田忍さんが、懐かしいあれこれをイラストにして回想します。みなさんも古いアルバムや本、新聞を引っ張り出し、町田さんのイラストと合わせて、昔を振り返ってみてはいかがでしょうか。 |
街の写真店
デジタルカメラがなかった時代、商店街に必ず1~2軒は写真屋さんがあった。現像を頼んでから出来上がるまでに数日かかった。値段も安くなく、カラーだと1枚100円以上かかった頃もあった。
出来上がりが待ち遠しかった。現像が終わって初めて、うまく撮影できていなかったことがわかる時もあったが、「上手に撮れただろうか」とやきもきするのも楽しみだった。
写真屋さんが手作業で現像していたから、店によってうまい下手の評判も立ったし、同じ写真屋さんでも、日によって出来が違うことがあった。
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