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緊急事態延長、学びの場の確保に模索続く…登校かリモート選択・修学旅行は中止せず延期

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 19都道府県で緊急事態宣言の延長初日となった13日、夏休み後に臨時休校していた学校の一部が再開した。すでに始まっている学校を含め、分散登校を取り入れたり、授業や部活動にオンラインを活用したりする動きが広がる。コロナ下で、学びの場を確保するための模索が続いている。

再開しても

 8月末の夏休み終了後、臨時休校していた東京都足立区立足立入谷小。13日朝、教諭らが「距離を取って」と呼びかける中、マスク姿の児童たちが登校した。体温を記入した健康観察表を提出し、教室に入る前には丁寧に手を洗っていた。

 区教育委員会によると、この日再開した全104の区立小中学校では保護者の判断で登校か、オンラインによるリモート学習かを選べる。当面の間は4時間授業で、給食後に帰宅する。足立入谷小では約2割がリモート学習を希望している。

 文部科学省の1日の調査によると、公立学校を所管する全国の教育委員会の15・4%が夏休みの延長や臨時休校を実施した。茨城県では、13日以降も県立学校を休校し、市町村立の小中学校などにも同様の措置を求めている。

 東京都杉並区の区立小中学校は再開したが、全員に貸与したタブレット端末とウェブ会議システムを通じ、オンラインでも授業を配信する。新型コロナウイルスに感染したり、濃厚接触者になったりして自宅待機中の生徒らが利用している。

 区教委の担当者は「表情の変化を把握するには、対面授業が良いが、コロナ下では学習時間も確保しなければならない」と強調する。

検温や消毒徹底して文化祭

 宣言延長で、恒例行事の延期を余儀なくされた学校もある。

 板橋区立板橋第五中は、28日からの北陸地方への修学旅行を来月に延期。宣言期間がさらに延長されれば、来年の高校受験シーズン後への先送りも検討する。

 昨年の修学旅行は感染拡大で取りやめた。太田繁伸校長(60)は「子供にとって3年間で一番楽しみな行事。昨年のような悲しい思いはさせたくない」と語った。

 18、19日の文化祭を約1か月延期したのは、私立青稜中学・高校(品川区)。以前は学外から3000人以上が来校していたが、昨年は中止に。今年は抽選で600人程度に制限し、入り口での検温や消毒を徹底して開催する。

オンライン合宿

緊急事態延長、学びの場の確保に模索続く…登校かリモート選択・修学旅行は中止せず延期

 夏休み中、各地の中高大学の部活動でクラスター(感染集団)が相次いだ。内閣官房によると、7月は32件、8月は121件で、各校では、感染防止の徹底が求められている。

 千葉県立千葉高校(千葉市)のラグビー部は先月、長野県での夏合宿を取りやめ、代わりに「オンライン合宿」を行った。約25人の部員・マネジャーが2日間、元日本代表選手らの講義を聴いたり、話し合ったりして戦術の理解を深めた。

 全国大会県予選が始まっており、チームでは練習前の検温・消毒を欠かさない。為成伸広監督(26)は「感染対策をしながら、与えられた環境でしっかり戦いたい」と意気込む。

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