伊藤清世の「あれ?コレ 介護食 plus」
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ナガイモのカニかまあんかけ…加熱してホクホクとした食感に
こんにちは、在宅訪問管理栄養士の伊藤清世です。
すりおろすと、滑らかな喉ごしがで食べられるナガイモ。加熱すると、中に含まれるでんぷんが変化し、ホクホクとした食感に変化します。ほど良く水分が含まれているためパサつきにくく、口の中でまとまりやすいのが特徴です。
ところが、切り方や加熱の仕方によってはシャキシャキとした食感が残ってしまい、食べにくくなってしまうこともあります。軟らかく仕上げるポイントは、繊維を断ち切る切り方にすること、じっくりと加熱することです。繊維に沿った拍子木切りなどにすると、軟らかくなりにくいので気を付けましょう
生でも加熱しても食べられるナガイモ。食べる機能が低下した人もそうでない人も、おいしく食べられる幅広い食材として活用してみてはいかがでしょうか。
[作り方]

(1) ナガイモは皮をむき、厚さ1.5cmくらいの輪切り、または半月切りにし、酢水につける。酢水は、水1リットルに酢小さじ1~2程度。
(2) 10分ほど置くと、ぬめりが出てくるので、酢水の中で軽くこすってぬめりをとる。
(3) 鍋に和風 顆粒 だしと水、酒、ナガイモを入れて火にかける。落とし蓋をして中火で10分ほど煮る。煮汁が少なくなるようなら適宜加える。
(4) ナガイモが軟らかくなったら火を止めて取り出す。取り出した後の鍋に、カニ風味かまぼこと(A)の材料を加えてひと煮立ちさせる。火を止めて、(B)を合わせて作った水溶き片栗粉でとろみをつける。
(5) 器に盛り付けて青のりなどを散らして出来上がり。
※かむ力、のみ込む力には個人差があります。食べる機能を確認しましょう。
(レシピ作成 在宅訪問管理栄養士 伊藤清世)
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