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伊藤清世の「あれ?コレ 介護食 plus」

[ きょうの健康レシピ ]

健康・ダイエット・エクササイズ

ナガイモのすり流し汁…自然のとろみ、なめらかな喉ごし

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 こんにちは、在宅訪問管理栄養士の伊藤清世です。

 「退院してから、のみ込むときに喉のつかえ感があって、あんまり食べられない」という相談を受けることがあります。その方は、喉の病気で入院したわけではないのに……、なぜだろう。「食べようと思うのに、以前のようにのみ込めない」という不安から、食べ物を目の前にすると「これも喉につかえるのではないか」と感じてしまい、食欲が少しずつ低下していたのです

 この症状の原因は、心理的なものや本当に消化管に病気がある場合など、個人で異なるため、対処法も様々です。しかし、こういった症状により、食欲が低下し、体力や気力が落ちてしまい、生活の質を下げてしまうという傾向があります。

 のみ込む際につかえ感があるときの食事のポイントには、よくかんでゆっくり食べること、つるっとして入りやすいものや水分を多く含むものなど消化管を通りやすい料理にすることが挙げられます。

 今回のレシピでは、すりおろしたナガイモが自然のとろみになるため、喉をやさしく通過することが期待できます。

 心理的なものが原因となっている場合は、食事だけでは解決できないことも多くあり、改善にはたくさんの人の協力が必要です。食事はその改善のきっかけづくりの選択肢の一つとしてとらえてください。

[作り方]

(1) 卵は割り、ほぐしておく。

(2) 和風 顆粒(かりゅう) だしのもとなど(A)の材料を鍋に入れ、火にかける。沸騰したら、すりおろしたナガイモを加え、再沸騰してきたら(1)の卵を細く垂らすように加える。

(3) 卵に火が通ったら、火を止めて、器に盛り、オクラや小ネギなどをトッピングする。

 ※かむ力、のみ込む力には個人差があります。食べる機能を確認しましょう。

 (レシピ作成 在宅訪問管理栄養士 伊藤清世)

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伊藤清世(いとう きよ)

在宅訪問管理栄養士・介護食アドバイザー
委託給食会社で病院・高齢者施設・保育所等の調理業務、総合病院の管理栄養士を経て、現在は仙台市の「ないとうクリニック複合サービスセンター」で在宅訪問管理栄養士として活動中。また、地域での講演活動を通じ、かむ、のみ込む力が低下した方にも喜ばれる、食べやすくおいしい食事作りを提案している。

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