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田村専門委員の「まるごと医療」

医療・健康・介護のコラム

ピーナツの摂取量が多いと脳梗塞の発症リスクが低下

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虚血性心疾患との関連はみられず

 今回の結果について、研究グループの池原賢代・大阪大学特任准教授(公衆衛生学)は、「ピーナツに多く含まれる不飽和脂肪酸にはLDLコレステロールを下げる作用があるほか、食物繊維には血液凝固因子や炎症反応の減少、血糖値の急な上昇の抑制、ビタミンEには抗酸化作用が報告されており、脳梗塞の発症リスク低下との関連がみられたと考えられる」と解説する。

 一方、欧米の先行研究では、虚血性心疾患の発症リスクの低下が報告されているが、今回の研究では関連がみられなかった。欧米と比べて、ピーナツの摂取量そのものが少ないことや、虚血性心疾患の発症が少ないことが理由ではないかとしている。

無理なく取り入れて

 池原特任准教授は、「摂取量が最も多かったグループでも1日当たりでは4グラム程度と、欧米に比べればかなり少ないが、それでも脳卒中のリスク低下と関連がみられたことが注目される」と話す。

 そのうえで、「ピーナツは食後血糖値が上がりにくい食品である一方で、カロリーが高いために取り過ぎても良くない。それぞれの食生活の中で無理なく取り入れるのがよいのではないか」としている。(田村良彦 読売新聞専門委員)

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田村 良彦(たむら・よしひこ)

 読売新聞東京本社メディア局専門委員。1986年早稲田大学政治経済学部卒、同年読売新聞東京本社入社。97年から編集局医療情報室(現・医療部)で連載「医療ルネサンス」「病院の実力」などを担当。西部本社社会部次長兼編集委員、東京本社編集委員(医療部)などを経て2019年6月から現職。

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