記者出前レク
回想サロン
あの頃、ミニスカートの妻に思わず見とれた~品川・荏原図書館で出前レク
東京・品川区の区立荏原図書館で8月20日、よみうり回想サロンの「出前レク」が開かれました。図書館で定期的に開催している認知症カフェ「えばら なごみカフェ」の一環で、区内の男女7人が参加しました。
会場では新型コロナウイルスの感染防止のため、入場の際に検温や手指消毒が行われ、マスク着用のほか、座席の間隔を空けるなどの対策もとられました。
読売新聞クロスメディア部の山本淳一記者が進行役となり、昭和40年代を振り返りました。
昭和41年に来日した英国の人気バンド「ザ・ビートルズ」のクイズから、エレキブームに話題が広がりました。当時、女子高生だった参加者の女性は「友達はほとんどバンドを組んでいました。文化祭の時期になると、いくつもの高校のライブコンサートを見て回った」そうです。

昭和40年代のファッションについて語る参加者の皆さん(8月20日、東京都品川区の区立荏原図書館で)
英国のモデル、ツイギーによって、大ブームとなったミニスカートは女性のファッションに大変革をもたらしました。ただ、今のように、既製品が売られているのではなく、デパートで注文したり、洋裁の上手な人に作ってもらったりするのが一般的だったそうです。デパートでミニスカートのスーツを注文したという女性は「値段は給料1か月分ぐらいでした。流行を追うのにはお金がかかりました」と話してくれました。
夫婦で参加した男性が「妻にミニスカートを勧めたんです」と語り始めました。お話を伺うと、「妻はもともとドレスが好きで、おしゃれだったので、似合うと思ったんです」とのこと。ミニスカートを着た奥さんは「足がスラリとしてきれいでした。思わず見とれて、ほれ直しました」と“告白”。横で聞いていた奥様もうれしそうな笑顔でした。当時の思い出から、夫婦の絆を再確認していただけたようです。
男性の間ではオートバイが流行したそうです。「横浜までよくツーリングしていた」という男性は、港で船を係留するロープを架ける柱に片足を載せて、当時の青春スター、石原裕次郎を気取っていたそうです。参加者の皆さんから、次々と青春の思い出が飛び出し、楽しいサロンになりました。
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