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海綿状血管腫で歩行困難

 59歳の息子は耳鳴りに悩んでいましたが、1か月前、めまいとひどい 嘔吐おうと で救急搬送され、MRI(磁気共鳴画像)検査で海綿状血管腫と診断されました。ものが二重に見え、頭が動かせず、歩行困難で会社にも行けません。(80歳女性)

出血繰り返す場合は手術も

新見康成 聖路加国際病院神経血管内治療科部長(東京都中央区)

 海綿状血管腫は、細い静脈からなる血管の奇形です。多くは無症状ですが、けいれんや出血を起こすこともあります。出血は比較的小さく、病変の中にとどまるものが多いのですが、症状が出ることがあります。脳と脊髄をつなぐ脳幹部は、狭い部分に多くの機能が詰まっています。出血場所と出血のサイズにより、めまい、ふらつき、難聴、しびれなど、質問のような多彩な症状が出ます。

 原因は不明ですが、遺伝子異常によるものや、脳の静脈の圧力が高い状況でできることが報告されています。質問にある耳鳴りは、病変が耳鳴りと同じ側で、聴力に関係する部分に近ければ、海綿状血管腫が関係している可能性はあります。

 けいれんが薬でコントロールしにくかったり、出血を繰り返したりすると手術を検討します。脳幹部でも手術できることがあります。手術が難しい場所で出血を繰り返す時は、放射線治療が選択肢になります。出血の症状は時間がたつと、ある程度軽減されます。

 脳血管奇形全般の注意として、高血圧や脱水の状態は避けましょう。治療・手術は、脳血管奇形手術の専門医に相談し、治療しないなら、定期的なMRI検査をお勧めします。

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