田村専門委員の「まるごと医療」
医療・健康・介護のコラム
災害医療を全領域共通の講習科目に 日本専門医機構
新型コロナウイルス感染症による災害レベルの医療状況を受けて
日本専門医機構の寺本民生理事長は8月30日の定例記者会見(オンライン)で、同機構が認定する専門医を取得するために必要な研修として、新たに「災害医療」を共通講習の内容に加えることを明らかにした。
医療倫理や医療安全などに加え
新型コロナウイルス感染症の流行拡大が災害レベルと言われる事態を招いていることを受けたもので、ゆくゆくは必修とする可能性もあるとしている。8月の理事会で承認された。
日本専門医機構による新専門医制度は2018年度に研修が始まった。内科や外科をはじめ19分野の専門医を基本領域としている。
それぞれの領域で共通して学ぶべき講習内容を定めており、21年4月に改定施行された「申請の手引き」によると、医療倫理、感染対策、医療安全を必修としているほか、その他として医療制度と法律、地域医療、医療福祉制度、医療経済、臨床研究・臨床試験、両立支援が挙げられている。
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