田村専門委員の「まるごと医療」
医療・健康・介護のコラム
災害医療を全領域共通の講習科目に 日本専門医機構
すべての医師が災害的な医療に対応できる態勢を
寺本理事長は記者会見で、災害レベルと言われる今回の新型コロナウイルス感染症の流行という事態を受けて、「有事の医療と平時の医療というものを切り分けて考えて、有事のときにどういう形で参画していくか、重要な課題が今回突きつけられた」、「専門医としての医師団がどう対応していくか、しっかり考えていく必要がある」などと述べた。
さらに、「すべての医師が、災害的な医療に対して対応できるような態勢をつくるべきだと思っている」、「そういった意味で、共通講習の中で履修していただくことは重要なことだと思う」などと説明した。
まだ十分な準備ができていないことから今のところ必修には位置づけられていないが、将来的に必修としていく可能性もあるとしている。(田村良彦 読売新聞専門委員)
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