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第26回口腔保健シンポジウム

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【第26回口腔保健シンポジウム】(5)歯磨き工夫 定期検査も

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野田 めぐみ氏

【第26回口腔保健シンポジウム】(5)歯磨き工夫 定期検査も

 歯ブラシの大きさや幅、毛先のカットなどは、様々です。一般的に、ヘッドは上の前歯2本分の大きさという目安がありますが、歯が前後に重なっている方や、嘔吐(おうと) 反射しやすい方は小さめのほうが使いやすいでしょう。

 自分の好みの歯ブラシが、実際の口の特徴に合っているとは限りません。できれば歯科医院で、歯科医師や歯科衛生士に選んでもらうといいと思います。

 多くの人が、磨くのを苦手にしているのが、下の奥歯。非常に小さい動きで磨けば、喉の奥を突く恐れもありません。どこから磨くかは好みですが、流れるように順番を決めておくと磨き残しが減ります。磨く時間は1分では短い。私たちは5分から10分間磨いています。

 歯間ブラシやフロスといった補助清掃用具も使うと、よりきれいにできます。自分に合ったサイズが分からない場合は、まず小さいサイズから始め、緩ければサイズアップを図るようにすれば、ベストサイズが見つかると思います。

 毎日の口腔清掃によって、お口の病気や機能の低下は予防できます。とはいえ、口の中の症状は、ある程度進行するまで気づかないものなので、ぜひ歯科医院で定期的に検査し、プロのサポートを受けてください。

のだ・めぐみ サンスター財団付属千里歯科診療所歯科衛生士。日本歯科衛生士会の在宅療養指導・口腔機能管理、糖尿病予防指導認定歯科衛生士でもある。

 参考になるウェブサイト
・日本歯科医師会「口腔体操でオーラルフレイル予防」(日歯8020テレビ)
https://www.jda.or.jp/tv/97.html
・サンスター オーラルフレイル情報サイト
https://jp.sunstar.com/oral-frail/

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