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第26回口腔保健シンポジウム

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【第26回口腔保健シンポジウム】(4)口の体操を実践し 成果

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加藤 尊巳氏

【第26回口腔保健シンポジウム】(4)口の体操を実践し 成果

 神奈川県と県歯科医師会などで2016年、65歳以上の約3300人の県民に対して、オーラルフレイルの実態調査をしました。その結果、43%がオーラルフレイルの該当者でした。

 オーラルフレイルは口のわずかな症状ですから、自分では気づきにくいと思われます。歯科で定期的な検診を受けることが必要です。本日のシンポジウム参加者でも、歯が痛いなど不調の時しか歯科医院に行かない方が38%います。これではなかなかオーラルフレイルは見つけられません。

 該当していることが分かったら、次はオーラルフレイルをいかに改善するかが重要になります。そこで、飯島先生や平野先生の指導を受けつつ、改善プログラムを開発しました。口の体操「グー・パー・ぐるぐる・ごっくん・ベー」と、開口、舌圧、発声、ガムを噛むなどの訓練を組み合わせたものです。

 その後、173人に4週間、このトレーニングを行ってもらったところ、滑舌や 嚥下(えんげ) 機能など56%に改善がみられました。

 大きく口を10秒間あけて、10秒休む。これを1日2回、朝夕に5回ずつ繰り返すだけでも、のみ込み機能を改善する効果があります。

 ぜひ、これを機にトレーニングに取り組んでみてはいかがでしょう。

かとう・たかみ 1994年日本大学松戸歯学部卒業。大学病院やクリニック勤務を経て、川崎市にタカミ歯科を開院し院長を務める。神奈川県歯科医師会常任理事。

 参考になるウェブサイト
・日本歯科医師会「口腔体操でオーラルフレイル予防」(日歯8020テレビ)
https://www.jda.or.jp/tv/97.html
・サンスター オーラルフレイル情報サイト
https://jp.sunstar.com/oral-frail/

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