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第26回口腔保健シンポジウム

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【第26回口腔保健シンポジウム】(3)アスリートも口を意識

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有森 裕子氏

【第26回口腔保健シンポジウム】(3)アスリートも口を意識

 コロナが流行し、家で食べることが多くなりました。その際、噛みにくいものはわざわざ選ばないので、食べやすいものばかり食べるようになったと思います。歯の痛みを感じることもぐっと減りました。気づかないうちにオーラルフレイルになっていそうで、少し怖い気がします。

 歯医者には歯が痛くならないと行かず、昨年は外出が減るなどしたため、オーラルフレイルのセルフチェックを試したところ、3点となり、残念ながら「危険性あり」との結果でした。

 私の場合、母が口の健康に厳しい人で、今も歯ブラシと電動歯ブラシを使って、夜にしっかりと歯磨きしています。また、歯や口に残りやすいものは基本的に食べないようにしています。そうした日常的な習慣もあって、これまで健康を保てていたのかもしれません。

 スポーツ選手は健康だと思われがちですが、こういった情報や知識をきちんと持って、意識して食事や健康管理ができるアスリートは、多くないかもしれません。今後、アスリートとして頑張ってきた選手たちが、こうした口の健康のことなどを、子供たちに伝えていけたらいいと思います。

ありもり・ゆうこ 日本体育大学卒業。1992年、バルセロナ五輪女子マラソンで銀メダル、96年のアトランタ五輪で銅メダル。国際オリンピック委員会(IOC)スポーツと活動的社会委員会委員。

 参考になるウェブサイト
・日本歯科医師会「口腔体操でオーラルフレイル予防」(日歯8020テレビ)
https://www.jda.or.jp/tv/97.html
・サンスター オーラルフレイル情報サイト
https://jp.sunstar.com/oral-frail/

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