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楢戸ひかる「シニアライフの羅針盤」

医療・健康・介護のコラム

夫50歳の誕生日にはお金の話をしよう…ねんきん定期便から見える老後の家計

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 先のお盆休み、夫と初めて「ねんきん定期便」について話し合いました。今回は、その時のことをお話ししたいと思います(本記事で紹介する制度などに関する情報は、2021年8月末時点のものです)。

夫50歳の誕生日にはお金の話をしよう…ねんきん定期便から見える老後の家計

イラスト:平松昭子

ねんきん定期便には2バージョンある

 なぜ、ねんきん定期便の話をしたかというと、夫が50歳の誕生日を迎えたからです。毎月、お誕生日頃に送られてくるねんきん定期便には、「50歳以上バージョン」と「50歳未満バージョン」があります。加えて、節目年齢(35歳、45歳、59歳)には、封書が送られてきます。それぞれの見方については、 日本年金機構のHP がわかりやすいので、ご参照下さい。

 ねんきん定期便の50歳以上バージョンと50歳未満バージョン、何が違うのか?というと、前者には「65歳時点の老齢年金の見込み額」がダイレクトに記載されているのです。下図の赤丸の部分です。

夫50歳の誕生日にはお金の話をしよう…ねんきん定期便から見える老後の家計

ねんきん定期便の見方

 ねんきん定期便を紛失した場合などは、「ねんきんネット」に登録すればネット上で見込み額を確認することもできます。「ねんきんネット」への登録方法は、 こちら です。

 私は、「50歳になったら、一度『自分の年金生活』を具体的にイメージしてみること」をお勧めしています。夫には、「あなたと私の老齢年金額見込み額の合計は、〇〇円。ここから税金、社会保険料を引いたものが、私たちの年金額です」と、話を切り出しました。

コストを一覧表にして「生活の見取り図」を作ってみる

 そして、「エア老後」として算出した生活コストの一覧表を見せました。「エア老後」とは、私がご提案している試みで、「子供が10歳を過ぎたら、教育費を家計から『摘出』し、教育費以外の生活コストがどれくらいかかるかを知ること」です。詳しくは、 こちらのコラム をご覧下さい。

夫50歳の誕生日にはお金の話をしよう…ねんきん定期便から見える老後の家計

 ねんきん定期便からわかる毎月の年金額と、教育費を除く毎月の生活コストの平均額を比べ、前者の方が大きければ、最初の関門はクリアです。

年金額 ÷ 12(※) > 「毎月の生活コストの平均」

税金・社会保険料は考慮していません

 もっとも、今のわが家には食べ盛り3人(高校生2人と大学生の男子)がいるので、彼らが独立すれば食費などは減るでしょうし、住宅ローンが終われば住居費は安くなります。一方で、私たちが年金生活を送る頃は、年金は先細りしている可能性もありますし、老いとともに医療費負担が重くなるかもしれません。

 「私たちが年金生活を送る頃」と「今の家計」は全く同じではありませんが、50歳の時点で家計費の棚卸しをしておいて損はありません。少なくとも私は、初めて棚卸しをした時、「年金生活になっても、やっていけるかも!」と、かなり気が楽になりました。

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楢戸 ひかる(ならと・ひかる)

マネーライター
 1969年生まれ。大手商社に勤務後、90年代よりマネー記事を執筆。「誰もが安心してお金のことを学ぶ場」である「お金のリビング」を主宰。その入り口として、「ザックリ家計簿」ワークショップをオンラインにて開講中。詳しくはホームページ「主婦er」で。
 お金の記事だけでなく、「家族」や「暮らし」についてもコンテンツ更新中。

過去コラムはこちら

40代から備えよう「老後のお金」

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