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[スキャナー]20歳未満の感染「第4波」の4倍…子どもにも拡大、デルタ株の影響か

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デルタ株影響 重症例・学校 夏休み明け警戒

[スキャナー]20歳未満の感染「第4波」の4倍…子どもにも拡大、デルタ株の影響か

 新型コロナウイルス感染の「第5波」で、 罹患りかん しにくいとされていた子どもにも感染が広がっている。変異ウイルス「デルタ株」の影響とみられ、8月中旬の感染者は今春の第4波の4倍超に達した。夏休み明けの学校で流行が起きれば、親の世代や高齢者の感染拡大を招く懸念もあり、対策が急がれる。(医療部 井美奈子、社会部 駒崎雄大)

■危機感

 「子どもの熱はすぐに下がったので安心したが、1か月近く出社できなかった」。小学生の長女(11)の感染が7月に判明した東京都内の女性会社員(50)は、こう振り返る。

 発熱があり、PCR検査で陽性とわかった。感染源は不明。軽症だったため、自宅療養となり、女性は食事や入浴など細部に神経を使った。自分と家族は感染しなかったが、濃厚接触者としての待機期間も含めて約1か月出社できなかった。女性は「在宅勤務でしのいだが、業種によっては仕事を失う可能性がある。長女も周囲に迷惑をかけたと落ち込んでいる」と話す。

 厚生労働省によると、全国で今月12~18日の1週間に感染が確認された20歳未満は2万2960人にのぼり、第4波で最多だった5347人(5月13~19日)の4倍超に増えた。感染者に占める割合も約18%で過去最高となった。20歳未満の死者は確認されていないが、都内では7月、10歳未満の女児2人が重症となったことも確認された。第5波で、感染力が強いデルタ株への置き換わりが進んだ影響とみられている。

 国内では12歳未満へのワクチン接種は認められておらず、厚労省の助言機関の座長を務める脇田隆字・国立感染症研究所長は「以前より子どもが感染しやすくなっているのは明らかだ。インフルエンザのように、子どもが感染の中心にならないか状況を見る必要がある」と危機感を示した。

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