町田忍の昭和回想
回想サロン
翻る 日の丸の旗 支えてる
昭和は遠くなりにけり--。銭湯や手描き看板をカメラにおさめ、お菓子のパッケージを収集するなど、庶民の暮らしを見つめてきた町田忍さんが、懐かしいあれこれをイラストにして回想します。みなさんも古いアルバムや本、新聞を引っ張り出し、町田さんのイラストと合わせて、昔を振り返ってみてはいかがでしょうか。 |
国旗掲揚器
最近は、祝日に国旗を掲げる家が少なくなった。昔はどの家にも国旗があって、掲揚するのは家の主人のおつとめだった。
昔、国旗は布団屋さんで扱っていた。写真のような国旗のさおを支える「国旗掲揚器」は、家を建てるときにつけたか、金物屋で購入したようだ。今はインターネットなどの通信販売でも手に入る。
絵は、東京・神保町の古本屋で見かけたもの。五輪マークが入った掲揚器だ。
ここは昭和初期に開店した店。戦争のために開催を返上した1940年の東京五輪「幻のオリンピック」のために作られたと思われる、珍しいデザインの金具だ。
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