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在宅訪問管理栄養士しおじゅんのゆるっと楽しむ健康食生活

健康・ダイエット・エクササイズ

自宅療養中の食事、どうすればいい?

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 全国的に新型コロナウイルスの感染者が激増し、各地で病床が 逼迫(ひっぱく) しています。

 特に都心部では、病状が悪化しても救急搬送の受け入れ先が見つからない切迫した状況が繰り返し報道されています。しかも、現在感染が広がっている変異株は、若年層でも重症化することがあり、若い人なら比較的軽く済むと言われていた従来株とは違います。

自宅療養中の食事、どうすればいい?

 高齢者が新型コロナウイルスに感染し重症化した場合は、体力的な負担が大きいことで積極的な治療を望まないケースがあったと思います。一方で、若い人の場合、できうる限りの治療をするために入院が長期化し、ベッドがなかなか空かないことで、新規の重症者が悲しい結果になってしまうことにもなりかねません。

 そのような状況の中、やむを得ず自宅療養を強いられる方が増えています。

 陽性になると買い物にも行けないため、一人暮らしの方は「食料援助」を受ける、またはネットスーパーを利用するなどして食料を手に入れなければなりません。どのような食品が配送されているのか画像検索してみたら、レトルトカレーやカップ麺などのほか、缶詰やスナック菓子などがほとんどでした。これらの食料は、比較的軽度な自宅療養者を想定して準備されたものと推察しますが、高熱で呼吸の苦しい方が自分で食事を準備して食べるのは困難です。体が感染症と闘うために必要な栄養は摂取できるのでしょうか。

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塩野崎淳子(しおのざき・じゅんこ)

 「訪問栄養サポートセンター仙台(むらた日帰り外科手術WOCクリニック内)」在宅訪問管理栄養士

 1978年、大阪府生まれ。2001年、女子栄養大学栄養学部卒。栄養士・管理栄養士・介護支援専門員。長期療養型病院勤務を経て、2010年、訪問看護ステーションの介護支援専門員(ケアマネジャー)として在宅療養者の支援を行う。現在は在宅訪問管理栄養士として活動。

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