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悪夢で大声、起きあがる

 70歳頃から頻繁に悪夢を見て、大声をあげたり起き上がったりするようになりました。ベッドから下りて歩き出して転倒したこともあります。夢の内容はハッキリ覚えています。精神安定剤や睡眠薬を服用しています。(79歳女性)

レム睡眠行動障害 頻度増加も

井上雄一 睡眠総合ケアクリニック代々木理事長(東京都渋谷区)

 夢に関連した体験は、一晩に3、4回ある「レム睡眠」という比較的浅い眠りの時に起こります。レム睡眠では全身の筋肉が動かなくなるのが特徴で、これが金縛り(睡眠まひ)の正体です。

 悪夢は年齢に関係なく起こり得るのですが、高齢になるとレム睡眠期に筋肉が動くようになり、悪夢に伴って、〈1〉大声の寝言を発する〈2〉手足を振り回す〈3〉歩行する(時には、走る)――ことがあります。

 このような夜間の無意識下の行動は「レム睡眠行動障害」と呼ばれ、ケガにつながることも少なくありません。高齢者の1~2%が経験していると言われます。徐々に発生頻度が増すことが多いので、睡眠についての検査・診断が正確にできる専門医療機関(日本睡眠学会のホームページでみつけることができます)か、神経内科専門医の受診をお勧めします。

 治療では、精神安定剤や睡眠薬より、一部の抗けいれん薬、漢方薬、睡眠に関わるホルモン・メラトニンや脳内神経伝達物質・ドーパミンの機能を高める薬などが有効です。

 レム睡眠行動障害は、体の動きが悪くなるパーキンソン病などの神経疾患に発展することがあります。その予防や早期発見のためにも、この病気についての主治医を持ち、定期的に受診するのがよいでしょう。

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