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5歳園児死亡、女性園長1人での送迎が常態化…降車確認せず施錠

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 福岡県中間市の私立双葉保育園の送迎バス内にいた園児の倉掛 冬生とうま ちゃん(5)が死亡した事件で、女性園長がバスを運転する際は同乗職員がいないことが常態化していたことが、捜査関係者への取材でわかった。県警は31日、バスの検証を実施。業務上過失致死容疑で捜査を進めている。

 県警によると、40歳代の女性園長は7月29日朝、バスを運転し、園児7人を迎えに行った。冬生ちゃんは後部側の座席に座った。園長は午前8時半頃、園から小道を挟んで約30メートル離れた駐車場にバスを止め、施錠した。園長らは園児の降車確認をせず、午後5時15分頃に、前方の席付近で倒れている冬生ちゃんが発見された。午後1時頃に死亡したと推定され、死因は熱中症だった。

5歳園児死亡、女性園長1人での送迎が常態化…降車確認せず施錠

保育園の駐車場には、花や飲み物などが供えられていた(31日午後、福岡県中間市で)

 捜査関係者によると、園長がバスを運転する際は同乗する職員がいないことが多く、この日朝も同乗職員はいなかった。他の職員が運転する際は、同乗職員がいることが多かったという。県警は園の安全管理体制について調べている。

 一方、バスのドアは運転席と助手席側のほか、後部座席左側にスライド式の乗降用ドアがあった。チャイルドロックのような設備はなくドアは内側から開けることが可能なものだった。冬生ちゃんの発見時、ドアは施錠されていたという。

 バスの検証は31日午前10時頃から約4時間行われ、ブルーシートに囲まれたバス内部に捜査員らが次々と入り、鑑識活動などを実施。車内の構造や冬生ちゃんの動線などを調べた。

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