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【独自】医療データ、ワクチン接種に活用へ…アレルギーや服薬などの情報

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 新型コロナウイルスのワクチン接種で、山梨県は個人の医療・健康データを記録・管理するシステムを活用する方針を決めた。事前にアレルギーや服薬などの情報が医師に伝わるため、安全性の向上と医師の問診短縮による接種迅速化が期待される。県は早期稼働に向けて準備を進めている。

【独自】医療データ、ワクチン接種に活用へ…アレルギーや服薬などの情報

 このシステムは一般に「パーソナルヘルスレコード(PHR)」と呼ばれる。各地でデータの活用方法の検討や環境整備が進められており、総務省や厚生労働省などが普及に力を入れている。

 同県では2019年、県医師会と山梨大がPHRに対応したスマートフォンの無料アプリ「かかりつけ連携手帳」を開発。ワクチン接種では、希望者がアプリ上で医療機関と接種希望日時を選んで予診票に入力する。病歴やアレルギー、服薬履歴などはPHRから自動で反映され、医師が事前に確認できる。接種後はワクチンの情報も記録される。

 PHRは、生活習慣病の治療や介護予防に活用する自治体の例があるものの、新型コロナに対応して使う事例は珍しいという。県は、コロナ禍を受けたオンライン診療の推進にも役立つとみている。県民へのアプリ普及へ周知も進める。

 医療情報システムに詳しい山本隆一・自治医科大客員教授は「予防接種の管理もPHRの大事なテーマで、方向性として良いサービスだ。アプリの使いやすさにも配慮して活用を進めてほしい」と話している。

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