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体操トップ級選手の脳、運動や感覚つかさどる領域間の結びつき強い…順大チーム

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 国内トップ級の体操選手は、運動や感覚などをつかさどる脳の領域間の結びつきが一般の人よりも強いという研究結果を、順天堂大などのチームが発表した。演技中の体勢や周りの状況を素早く判断し、動作に反映できることにつながっているとみられる。論文が国際科学誌に掲載された。

 順天堂大の鎌形康司准教授、冨田洋之准教授(2004年アテネ五輪体操男子団体金メダリスト)らは、国内トップ級の体操選手10人と一般人10人の脳を磁気共鳴画像装置(MRI)で調べた。その結果、体操選手は、運動や感覚などに関係する脳の領域の間で情報をやり取りする神経線維の密度が一般人より高いことがわかった。

体操トップ級選手の脳、運動や感覚つかさどる領域間の結びつき強い…順大チーム

男子個人総合決勝での橋本大輝のゆかの演技(28日、有明体操競技場で)=三浦邦彦撮影

 種目別では、ゆかが得意な選手は空間認識と平衡感覚など、平行棒が得意な選手は視覚と手の感覚などの領域間を結ぶ神経線維の密度がそれぞれ高い傾向があった。生まれつき備わっているのか、練習の成果かどうかは不明という。鎌形准教授は「体操選手の種目の適性や、練習の効果を確かめるのに役立つかもしれない」と話している。

  畑純一・東京都立大准教授(診療画像生命科学)の話 「スポーツ選手の脳の神経構造を調べた研究は少ない。脳内ネットワークの強化を図る科学的トレーニングなどに生かせる可能性がある」

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