記者出前レク
回想サロン
家事の重労働から解放された家電「三種の神器」~横浜シニア大・南区で出前レク
横浜市南区の「南寿荘」で7月16日、よみうり回想サロンの「出前レク」が開かれました。横浜市老人クラブ連合会が主催する横浜シニア大学の一環で、区内の男女20人が参加しました。今年度、横浜シニア大学でよみうり回想サロンが実施されたのは南区を含め、計3区となりました。
会場では新型コロナウイルスの感染防止のため、入場の際に検温や手指消毒が行われ、マスク着用のほか、座席の間隔を空けるなどの対策もとられました。
読売新聞クロスメディア部の山本淳一記者が進行役となり、昭和30年代を振り返りました。
昭和31年に公開された映画「太陽の季節」で一躍スター俳優となった石原裕次郎の思い出を聞くと、参加者の女性は「葉山町のヨットハーバーで、慎太郎・裕次郎兄弟がヨットに乗っているのをよく見かけた」と話していました。一方で、「兄の石原慎太郎さんと同級生だった」という男性は「石原家に遊びに行ったことがある。兄弟そろって格好良かった」と、少し得意そうでした。
昭和30年代初期に登場した家電の「三種の神器」については、電気洗濯機の話題で盛り上がりました。女性は「洗濯機が来る前は、たらいで洗濯板を使って1枚ずつ洗っていました。洗濯機のおかげで家事の時間が大幅に短縮されました」と当時を振り返りました。別の女性は、「昔の冷蔵庫は毎日氷の塊を入れて冷やしていました。それをやらなくてもよくなったことにとても驚きました」と話していました。

家電の「三種の神器」などの思い出話で盛り上がった出前レク、7月16日、横浜市南区の「南寿荘」で
当時のフラフープの流行ぶりを伝える動画を上映すると、会場のあちこちから楽しそうな笑い声が上がりました。ある女性は「5人姉妹みんなで楽しんでいました」と懐かしそうでした。
皇太子さまご成婚パレード(昭和34年)は、サロンの参加者のほとんどがテレビで見ていたそうです。ある女性は「当時住んでいた村の電気屋さんが、白黒テレビでパレードを見せてくれるというので、村の人たちみんなで見に行ったことをよく覚えています」と話してくれました。
また、当時、家庭に入り始めた「即席ラーメン」の話題では、若い頃に登山をしていたという女性が「登山の会の仲間と一緒に、山の上で食べたことが懐かしい。簡単に調理できるので、雪を解かして湯を沸かし、刻んだ青菜を入れて食べていました」と思い出を話してくれました。
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