医療大全
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脳動脈瘤とともに<7>リスク高い人 脳ドックを
◇Q&A
◇日本脳ドック学会 理事長 鈴木倫保さん
くも膜下出血の治療や脳ドックの受け方について、日本脳ドック学会理事長の鈴木倫保さんに聞いた。
――くも膜下出血はどんな病気ですか。
「脳を覆う3層の膜のうち、内側の膜(軟膜)と、中間の膜(くも膜)の間に出血する病気です。原因として最も多いのは、脳の表面の太い血管にできたこぶ、脳動脈 瘤 の破裂です」
「発症頻度には性差があり、女性が男性の約2倍です。頭痛や吐き気などの前兆があるケースもあります。脳動脈瘤ができるのは先天的な要因と、後天的な要因があると言われています。前者は両親や兄弟など身近な人に脳動脈瘤があること。後者は高血圧、喫煙、過度の飲酒などが指摘されています」
――もし破裂したら、血は止まるのですか。
「腹部などでは、じわじわと出血が続くことがありますが、脳の出血は違います。出血が起こると、瞬時に頭蓋内の圧力が上がって止まります」
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