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脳動脈瘤とともに<6>リハビリ夫婦の救い

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脳動脈瘤とともに<6>リハビリ夫婦の救い

妻(左)と歩くDさん(広島県東広島市で)=画像は一部修整しています

 広島県に住む男性Dさん(68)は7月上旬、同県東広島市の県立障害者リハビリテーションセンターでリハビリを終え、穏やかな笑顔を見せた。脳動脈 りゅう の破裂によるくも膜下出血の後遺症として、認知機能などが落ちる「高次脳機能障害」とともに歩んだ14年。妻(64)がいつもそばにいた。

 食品会社の管理職だったDさんが倒れたのは2006年11月。開頭手術を受けた後、半年にわたり入院した。体のまひなどはないが、一目では分からない障害が残った。

 時間が分からず、夜中に起き出して着替える。欲しいものを手当たり次第買い物かごに入れる。妻は「人が変わったみたい」と悩んだ。仕事熱心で、部下の面倒見も良かったDさん。一度は職場に戻ったが、3年ほどで辞めた。

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