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宋美玄のわーままクリニック

医療・健康・介護のコラム

学校は「産む機械」の工場? 健診で不妊予防の気持ち悪さ

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担当者の志は感じていたのに、なぜ?

 先日、厚労省から、性や生殖に関する知識を子供たちに伝えるアイデアをヒヤリングされる機会がありました。同省の人たちからは「体などに関する正確な知識を子供たちに届けたい」「月経痛など女性特有の不調から子供たちを守りたい」という熱意を感じました。その時は「将来、子を産んでもらうこと」が主目的であるようには全く感じなかったので、どうして今回、不妊予防という言葉を使った支援策が発表されてしまったのか、とても不思議です。外からは事情は分かりませんが、やはりこちらの違和感は発信したいと思います。「子供を産む、産まない」は個人の希望に基づくべきことで、国は、産む、産まないにかかわらず、女性の健康を守るための支援をしてほしいです。

 また、子供たちの健康を守りたいなら、ぜひ、小6から高1までの女子が定期接種を無料で受けられることになっているHPVワクチン(子宮頸がんなどのがんを予防するためのワクチン)の積極的推奨を再開し、接種をきっかけに、産婦人科を「かかりつけ」にするよう、呼びかけていただくことを求めます。(宋美玄 産婦人科医)

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宋 美玄(そん・みひょん)

産婦人科医、医学博士。
1976年、神戸市生まれ。川崎医科大学講師、ロンドン大学病院留学を経て、2010年から国内で産婦人科医として勤務。主な著書に「女医が教える本当に気持ちのいいセックス」(ブックマン社)など。 詳しくは宋美玄オフィシャルサイト

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1件 のコメント

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私は逆の意味に感じます

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産みたくても産めないつらさを抱える女性を減らしたい。そんな思いから不妊につながる疾患への理解を若年層へ啓発しているのではないでしょうか? 産むた...

産みたくても産めないつらさを抱える女性を減らしたい。そんな思いから不妊につながる疾患への理解を若年層へ啓発しているのではないでしょうか? 産むための工場なんてひどい考えで、この様な施策をしているのでしょうか? 私は、子を産み育てる幸せを求める女性が、将来、つらい思いをすることのないように、少しでも周知され、医療につなげる機会を教えてくれているように思います。

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