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コロナ禍 神戸<6>いのちの境目 越えて回復

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 あかん、またか。神戸市の北須磨訪問看護・リハビリセンター所長、藤田愛さん(55)は、不安にかられた。5月6日夜。呼び鈴を何度鳴らしても、30代の青年が出てこない。耳を澄ましても、物音一つしない。15分が過ぎた。

コロナ禍 神戸<6>いのちの境目 越えて回復

ワクチン接種のため、神戸市の大規模接種会場で問診を受ける人たち(5月25日)

 帰りかけて、階段の1段目に足を下ろしたその時、ドアが開いた。いた! 生きてるやん! 背中でいのちを感じた。

 青年は、ハーハーと肩で息をしている。前日に自分で救急車を呼んだが、搬送先はなかった。1分間の呼吸数50、血中の酸素濃度85%は危険レベルだ。保健センターに報告した。

 それでも、藤田さんは、「今回は行ける!」と思った。5月の状況も切迫している。しかし、入院待機者への医療態勢が「周回遅れを巻き返す手応え」もある。

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