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石蔵文信の「男と女の楽しい更年期!」

医療・健康・介護のコラム

「家事が趣味なんです」という夫がウザい理由

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 最近では、仕事一辺倒ではなく、料理や洗濯・掃除などの家事をこまめにやる男性も増えています。中には、家事を趣味にしている男性もいるようです。妻にとっては、いい加減な家事をされるよりは、きちんと家事をしてくれる夫の方が一見良いように思いますが、これにも少し問題があります。

妻も知らない珍しい料理を…

「家事が趣味なんです」という夫がウザい理由

 例えば、「料理が趣味」と言う男性は、次第に、妻も知らないような珍しい料理を作り始めます。そのために様々な食材や調味料を買い込み、調理道具などをそろえるようになります。狭い台所なら、夫の買い足した調理道具や食材などであふれかえり、整理がつかなくなります。1人でこっそり楽しんでいるうちはいいのですが、次第に妻や子供にも自分の料理を披露しようとします。一般に男性の料理は味付けが濃く、女性にはあまり合わないこともあるようです。こんな夫の料理を食べさせられる妻も、たまったものではないでしょう。

 また、夫が食事を作ってくれるのはありがたいのですが、食事を作ることに全エネルギーを集中するので後片付けがおろそかになり、結局、妻が片付ける羽目になります。これなら、最初から妻が料理したほうが楽かもしれません。

 さらに厄介なのは、料理に自信ができた夫は、妻の料理に難癖をつけるようになります。夫としては、料理がさらにおいしくなるようにアドバイスしているつもりでしょうが、上から目線で「この調味料を使った方がいい」とか、「もう少し焼き時間を短くした方がおいしいよ」などと細かい指示をするようになり、妻のストレスが徐々にたまってきます。ここまでくると、家事を全くしないが妻の料理をいつもおいしそうに食べる夫の方が、まだマシだと感じるようになるでしょう。

妻の領域には立ち入らない!

 料理が趣味でもいいのですが、それは自分一人で完結し、妻の領域になるべく立ち入らないほうがよいでしょう。私も時々、釣りに行った魚をさばくために高価な包丁を購入しましたが、それは自分の部屋に置いてあります。魚を釣ってきた時だけ持ち出してさばきます。3枚におろすには、技術よりも包丁の切れ味が重要ですので、自分用の高級な包丁を使うようにしています。また、卵料理などがしやすい高級なフライパンも、同様に自分の部屋に置いています。当然、自分でご飯を作るときは、一人前をひっそりと食べることにしています。

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石蔵文信(いしくら・ふみのぶ)

 内科・循環器・性機能専門医。大阪大学人間科学研究科未来共創センター招へい教授。大阪市内と都内で男性更年期外来を担当。主な著書に『夫源病』(大阪大学出版会)、『男のええ加減料理』(講談社)、『なぜ妻は、夫のやることなすこと気に食わないのか エイリアン妻と共生するための15の戦略』(幻冬舎新書)など。自転車による発電に取り組む「日本原始力発電所協会」代表を務め、男性向けの「ええかげん料理」の教室を各地で開くほか、孫育てに疲れた高齢者がネットで集う「孫育のグチ帳」を開設するなど多彩な活動をしている。ホームページは「男性更年期 夫源病 石蔵文信

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1件 のコメント

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ちょっとカテゴライズしすぎですよ

かば

妻の領域とか、夫が難癖をつけ始めるとか、筆者の思い込みのカテゴライズを述べているだけではないでしょうか? 「対等な夫婦だという意識を忘れるな」と...

妻の領域とか、夫が難癖をつけ始めるとか、筆者の思い込みのカテゴライズを述べているだけではないでしょうか? 「対等な夫婦だという意識を忘れるな」ということを伝えればよいだけでは? 料理が苦手で、夫が料理をすることが当たり前で、台所を妻と夫で共有している意識の夫婦も増えてきているのに…。夫の料理をする意欲をそぐのでよくないと思います。

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