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医療・健康・介護のコラム

[タレント 川村ひかるさん](下)結婚式も挙げず、すぐに不妊治療 妊娠後に「あー、婚姻届がまだだったね!」

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 かつてグラビア女王と呼ばれ、数々のバラエティー番組などでも活躍したタレントの川村ひかるさん。41歳になった現在は、4歳男児の子育てをしながら、健康や栄養に関する多くの資格を生かし、女性の健康管理や妊活などの啓発活動に駆け回っています。多くの病気に悩まされた自身の経験をふまえ、早めの妊活やストレスマネジメント、食生活の大切さを語ってくれました。(聞き手・藤田勝、撮影・小倉和徳)

ホルモン年齢は2、3歳上と思っていた

――体調が悪い時期が多かったとはいえ、不妊治療で無事、息子さんを授かりましたね。

 20代前半で子宮内膜症、31歳で若年性更年期障害。自分のホルモン年齢は実際よりも2、3歳ほど上と思っていました。主人と35歳で出会ったとき、すでに女性ホルモン数値は38歳くらいのつもりだったので、結婚式も挙げず、新婚旅行も行かず、「すぐ妊活したい」と言って不妊治療の病院に行きました。

 当時は35歳で、周りの先輩たちには「ひかるちゃんなんて、まだ不妊治療する必要ないよ」って言われましたが、年齢だけで一概には言えないんです。結果的には、私は早めに不妊治療を受けて、すごく良かったなと思います。

体力、精神力、お金が必要な不妊治療 もう今は無理

――それは、なぜですか。

 36歳で受精卵を作って、それを体に戻したら無事に第1子出産に至りました。受精卵は凍結ができるので、2年後には残っていた受精卵を戻すこともできました。残念ながら妊娠しませんでしたが、早めに治療を受けたので、精神的にはゆとりがありました。

 もう受精卵は全部使い切り、もし今から不妊治療をしても子どもができる気はしません。病院に行けば、体力も精神力も必要でお金もかかります。いろんなことを配慮して考えると、もう気持ち的には……。それぐらい不妊治療って大変です。

 通院すれば3時間はかかるわけですから、会社員の方なら仕事にも弊害が出ます。でも治療は待てません。たとえ正常に排卵していても、女性は年に12回しかチャンスがありません。すごく高齢な方でも、不妊治療で出産されたというおめでたいニュースが流れ、希望が持てますが、本当にごく一部だとも思います。何より育児は体力勝負ですから、ママの健康こそがとても大切です。

――お子さんを一人は欲しいと思っていた?

 もともと子どもが大好きでした。やっぱり女性としては出産したいし、子育てもしたい。私たち夫婦の場合、妊娠が判定し、母子手帳が必要になった頃、「あー、婚姻届がまだだったね」と気づき、それで婚姻届を出しました。お互いに、子どもを授かりたい気持ちがあったので前に進めました。

 子どもが欲しいけど、もし体のことが心配だったら、早く不妊治療するのはすごくおすすめです。旅行についてはコロナ禍が収まれば、子どもの成長に合わせ国内に限らず、どこでも行けるし、結婚式だって挙げようと思えば何年後でも挙げられますよね。

排卵、精子に大切なストレスマネジメントや日ごろの食生活

――妊活マイスターとしては、どんな話をしますか。

 排卵の司令塔は脳ですが、ストレスが多いと排卵できなくなるんです。なので、そういうストレスマネジメントのことなども話しています。そして不妊治療には男性の生活習慣も大切です。精子の構造はすごくシンプルで、DNAを含む核と尻尾と、それを動かすミトコンドリアぐらいですが、ミトコンドリアが元気じゃないと尻尾が動きません。そうなる原因は喫煙だったり、ストレスだったりするので、そんなことも説明します。

 私が栄養アドバイザーの資格を取った分子栄養学は、人体の37兆個の細胞を元気にするための栄養学で、「日ごろの食事でしっかり栄養を取り、細胞を元気にする。栄養が足りなかったり、吸収の弱い方、消耗の激しい方はサプリメントを補いましょう」っていうことなので、食事の取り方の話がとても大事なのです。

 たんぱく質が体にいいと言っても、消化機能が弱くて取れない人もいます。そういう場合、発酵食品がとても役立ちます。「発酵美人」という本を出させていただいているのですが、たんぱく質は塩こうじに漬けて発酵させると、麹に含まれるプロテアーゼがたんぱく質を分解し、消化の負担が少なくすんだり、栄養を吸収しやすくしてくれることなどをお話ししています。

 自宅では、ぬか床、みそ、しょうゆ、塩麹、ヨーグルトなどを手作りしています。ぬか床は四つありましたが、先日、一つは都内の飲食店に嫁にいきました(笑)。

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